無視は厳禁!消費者金融や債権回収会社からの連絡の対処方法とは

借りたお金を返していないでそのままにしてしまうと、電話やハガキで催促されます。催促されても、お金がなくて返すことができないような状況の場合、後ろめたさからか、ついつい催促を無視してしまいがちです。しかし、この無視をしたがために、大変な目に合う人が急増しているのです。

消費者金融ではなく債権回収会社から連絡が来る理由とは?

そもそも、連絡が消費者金融から来るのでしたら、お金を借りている相手ですので、すんなりと納得することができるのですが、なぜ、お金を借りてもいない債権回収会社から連絡が来るのでしょうか。債権回収会社とは、その名の通り借金の取り立てを専門に行っている会社です。金融機関などが借金の回収が困難だと判断した場合に、金融機関などの代わりに借金を取りたてることを生業としています。金融機関は、債権の回収を依頼する時に、債権という借金を回収する権利を譲渡していますので、借金をしている相手は債権回収会社に変わります。

少し前までは、債権回収の代行は弁護士しか認められていませんでした。しかし、債権トラブルが増えているのにもかかわらず、弁護士の数が足りていなかったという事もあり、弁護士の資格を持っていない人でも債権を回収することができる法律が出来たのです。きちんと法務大臣の許可を受けた会社であれば、債権回収会社でも債権を回収することができるのです。

債権回収会社からの連絡に対する誤った対処とは?

債権回収会社からの連絡に対する誤った対処として、真っ先に覚えておいて欲しいのが、無視は厳禁だということです。消費者金融などの催促のハガキや電話を無視していた際には、そこまで危機感を持っていなかった方も、なぜ債権回収会社からの手紙や電話に対しては無視は厳禁なのでしょうか。それは、債権回収会社から連絡があった時点で、随分と悪い状況になってしまっているからです。

深刻な滞納状況になったからこそ、債権が債権回収業者に委託されています。すでにレッドゾーンに入り込んでしまっている状況なのです。そのまま無視を続けていると、裁判を起こされてしまい、財産の差し押さえまでが見えてきます。ライフスタイルを大きく悪化させてしまう可能性が高くなっていますので、無視は厳禁なのです。

債権回収会社からの連絡の正しい対処とは?

債権回収会社からの連絡の正しい対処は2つあります。1つ目は、ご自身で債権回収会社に連絡することです。連絡し払う意思はあるけど、お金が無くて払うことができないことを伝えます。伝えることによって、今後の支払いスケジュールなどを改めて話し合うことで、資産の差し押さえなどのリスクがなくなります。

2つ目、金銭トラブルの専門家でもある弁護士に相談するということです。債権回収会社に関連した相談件数は、新型コロナウイルスの影響で年々増えているそうです。そういった相談を得意としている弁護士も少なくありません。弁護士に依頼すると毎月の支払いを少なくする長期分割払いの交渉や、遅延損害金の免除などの交渉も行ってくれます。仕事で忙しい方や、対人スキルが乏しい方などは、交渉などに気を遣うよりかは、弁護士に丸投げしてしまった方が、かえって良い結果に繋がりやすいということです。詳しいことは、弁護士が教える借金と債務整理というホームページにも掲載されていますので、ぜひ目を通してみてください。